NURO光を導入したい! と思っても、賃貸にお住いの場合、開通工事に際して大家さんの承諾を得る必要があります。
これはNURO光側ではなく、申込者の側が事前に承諾をとっておかなくてはいけないのですが、大家さんにどうやって説明したらいいのかなんて正直よくわからないですよね。
このページでは、NURO光開通工事について大家さんに承諾をもらう際の、説明の要点について解説していきます。
また、当サイトでは開通工事の流れも説明していますので、そちらの内容も確認して、工事の内容は頭に入れておくようにしましょう。
ここから先は、開通工事の内容をご理解いただいている前提で、特に大家さんに確認しておいた方がいいと思われる要点をまとめていきます。
工事の内容について改めて知りたいという方は、こちらのリンクから開通工事の説明記事に移動できますので、おさらいしておくといいかもしれません。
その上で、承諾をもらう際に押さえておいたほうが良い点を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
要点1 引留金具の外壁へのビス留めについて
最初の要点は、引留金具を新たに外壁にビス留めする可能性があることです。
建物に新たに設備を追加して、外壁にビスを留める可能性があるので、この点についてはきちんと大家さんに確認してもらいたいですね。
引留金具とは?
屋外工事では、建物の最寄りの電柱から、NURO光の光回線を建物に引き込む工事をおこないます。
その際、電柱から引っ張った光ケーブルを建物外壁に引き留める必要があります。そのために外壁に設置されるフックのような金具が引留金具です。
これは光ケーブルだけでなく、電線や電話線を引き込む際にも使われる道具で、もし既存の引留金具があった場合は、新たに設置せずその引留金具を使用します。
新たに引留金具を設置する場合は、外壁にビス留めを行うことになります。ビス留めは2~4箇所行い、もし回線を撤去する場合は、撤去工事の際にビスの穴は穴埋めを行います。
ですので、大家さんには以下の要点を伝えましょう。
- 新規で引留金具を設置する場合は、外壁にビス留めを行う
- 回線を撤去する際には、ビスの穴は穴埋めする
退去時などに、NURO光の解約だけでなく、設置したNURO光回線の撤去を行う場合は、撤去工事費用10,000円が必要になりますのでご注意ください。
要点2 光キャビネット取付け時のビス留めについて
2つ目の要点は、光キャビネットを取り付ける際のビス留めについてです。
光キャビネットは必ず取り付けるわけではなく、宅内工事の際に、主に戸建て住宅への光ケーブルの引き込みや、一部集合住宅への引き込みの場合に設置されます。一般的なマンションでは、光キャビネットは取り付ける必要がないことが多いです。
こちらも引留金具同様、外壁に設備を取り付けることになるので、大家さんに確認しておきましょう。
ビス留めが難しい場合、光キャビネットは両面テープでの取り付けが可能ですから、その点も補足してあげると良いでしょう。
光キャビネットとは?
主に戸建て住宅への導入の場合や、MDFという通信回線用の配電盤を利用して光ケーブルの引き込みが行えないマンションの場合、光ケーブルを屋内に引き込むために光キャビネットを外壁に取り付けます。
- 光キャビネットを設置する場合は、両面テープでの取り付けが可能
要点3 無断で壁に穴開け工事を行うことはありません
要点の3つ目は、必ずしも新たに壁に穴を開けなければいけない、というわけではないということです。
「新規で光回線を引き込む工事」と聞くと、大家さんはやはり建物に穴を開けて回線を通すことを想像しますし、建物の資産価値にも影響しますから、穴を開けるような工事には慎重になるものです。
ですから、NURO光の開通工事で、壁に穴を開ける必要が発生するのは一部の場合にかぎられることと、その必要が出た場合は承諾なしには工事をしないことをきちんと伝えましょう。
一般的なケースでは、電話回線の配管を使用したり、エアコンダクトの穴を使って光ケーブルを引き込むので、新たに壁に穴を開ける必要はありません。
しかし、建物の構造によっては、光ケーブルを引き込むにあたり壁に穴を開ける必要が出てくる場合があります。そのような場合も、必ず工事担当者から穴開け工事の確認がありますので、無断で穴を開けることはありません。
- 穴開けは不要なことが多いですが、必要な場合は必ず確認します
説明に使える便利な資料もある!
大家さんへの説明にあたっては、上記の内容を中心にお話すれば良いのではないかと思います。
ですが、普通の人は回線工事なんてあまり縁がないわけですから、要点だけをまとめられてもなかなか説明するのは難しいですよね。
そこでNURO光では、申込者の方が大家さんへ工事の承諾をもらう際に使えるように、工事内容と確認事項をまとめたPDFが用意されています。
こちらを活用すれば、「詳しいことはこの書類を見てください」という説明の仕方でもOKなんです。
これなら開通工事についてよくわからない人でも、大家さんや管理会社にうまく説明する自信がない人でも簡単ですよね。
NURO光の工事内容説明書は戸建て用と集合住宅用で2種類ありますので、ご自身の住居形態に合ったほうをお選びいただいて、ぜひ役立てていただければと思います。
工事内容説明書の入手方法
NURO光公式サイトの工事の流れについてのページをご覧いただき、少し下にスクロールすると画像のように「建物所有者様向け工事説明書(PDF)」という赤いリンクがあります。
こちらをクリックすると、PDFが開けますので、印刷したりダウンロードしたりして活用してください。
戸建て用と集合住宅用は、PDFの赤いリンクの少し上にある、「戸建て住宅 開通の流れ」と「集合住宅 開通の流れ」のタブを切り替えることでそれぞれ確認できます。